難聴と聞くと、なんだか徐々に耳の聞こえが悪くなっていく病気のように感じると思います。でも、この「突発性難聴」の場合には、ある日突然、何の前触れもなく、耳が聞こえづらくなる病気です。症状としては、感じ方も人それぞれなのですが、軽度の場合であれば、耳に何かが詰まった感じがしたり、音が二重に聞こえたり、自分の話し声がいつもと違って聞こえたりします。けれど、症状が重度になってしまうと、まったく耳が聞こえなくなってしまう場合もあるようです。また、耳の違和感と共に4割近い人がめまいも感じています。その症状から、メニエール病と勘違いされる方もいらっしゃいますが、メニエール病の場合には何度もめまいを繰り返します。それに対し、突発性難聴のめまいは通常1回しか起きません。突発性難聴を発症する原因は、今のところはっきりとした事は解明されていませんが、仕事のし過ぎやストレス、睡眠不足や風邪などのウイルスがきっかけになって発症しているケースが多いようです。年齢的には、40〜50歳代が最も多く発症していますが、20〜30代でも発症例は見られます。反対に、20歳以下や70歳以上になると発症例が少ない事から、やはり働き盛りの時期に多い過度なストレスや日常生活の疲れが原因なのでは、と考えられています。騒音や大音量などが原因の外傷性難聴とは、全く異なる種類の難聴だと言えるでしょうー